こんにちは、missyです。
最近、Twitterで洋書読書好きの方々と絡ませていただいており、その関係で洋書読書熱が高まっています。もともと読書好きなので(日本語の本)、英語の本にも興味があり、英語が読めたらもっと沢山の世界中の本が読める、というのは私の英語を勉強するモチベーションの一つです。
英語の本を読むのは、英語力アップにとてもいいというのはよく知られていますが、英語が第二言語である私たちにとっては、洋書を1冊読み切るのは結構大変。面白い本でなければとてもじゃないですが読み続けられません!
今日は洋書を読んでみたいという人のために、挫折しないための洋書の選び方とおススメの本をご紹介したいと思います。
挫折しないための洋書選び
初心者が洋書を選ぶときに大切なことは、以下の3つです。
- 面白いと思えるストーリーであること
- 自分に合ったレベルの英語で書かれていること
- ファンタジーではない(時間軸が現代であること)
この3つの要素の、どれもが欠けていない本を選びましょう。
どれかの要素が欠けると、途端に読み進めるのが難しくなります!
面白いと思えるストーリーであること
自分に興味のない話題の本は、日本語の本でもそうですが、当然ながら読んでいて楽しくありません。サスペンスが好きなのか、自叙伝が好きなのか、はたまたラブストーリーなのか、まずは自分が読みたいと思う本のジャンルを見定めましょう。
amazonの洋書カテゴリーを検索すると、様々な分類があることが分かります。
とりあえず色々クリックして、見てみましょう。
それぞれの本には、商品説明欄にあらすじがかかれています。
ただし洋書に書かれているあらすじは、「ニューヨークタイムズでベストセラーになった」とか「ベストセラーを書いた〇〇が推薦する一冊」「この本はすごい!by誰々」という紹介?宣伝文句がねじ込んであるので、どれがあらすじかわかりづらいのです…
こういう時は、あらすじ欄をサクッとコピーしてGoogle翻訳使ってしまいましょう(笑)
google翻訳を使っても多分よく分からない日本語が出てくると思いますが、だいたい本の内容が分かったらそれでよしです。面白い本を見つけ出すためのステップなので、いちいち辞書ひきながらあらすじを読むのは本末転倒、使えるものは何でも使う!(笑)
また本選びの際は、他人のレビューを参考にするのも良いと思います。
面白い本を見つけるには、amazonのレビューを読むのもよいですが、より沢山、読書好きな人のレビューが載っているのはGood Readsというサイトです。
これは日本でいうところの、ブクログとか読書メーターにあたるサイトで、世界中の本好きが集って色々な本のレビューを投稿しているサイトになります。日本のブクログなどとは規模が違って、非常に沢山のレビューを読むことができるので、洋書にチャレンジするなら是非一度覗いてみてください。
自分に合ったレベルの英語で書かれていること
難しすぎる文章で、1ページを読むのに何回も何回も辞書を使わなければならないとしたら、きっと何十、何百ページもある本を読み続けることはできません。自分の読解レベルに合わせた本を選ぶことは、学習者にとってとても大切です。
では自分の読解力に合わせた本を選ぶには、どうしたらよいでしょうか。
実は、読解力を表すLexile(レクサイル)指数というものがあり、この指数を知ることで、Amazon内で自分の読解力に合わせた本を選ぶことができるようになっています。
Lexile指数とは?
Lexile指数とは、アメリカのMetaMetrics®社が開発した「読解力」および「文章の難易度」を示す指標です。世界165か国以上で活用されているほか、アメリカでは、小学3年生~高校3年生の約半数が、英語能力テストの結果とともにLexile指数の判定を受けています。本は、単語数や難易度、構文の複雑さなどに基づきLexile指数がふられます。
by Amazon
AmazonではこのLexile指数およびTOEICのリーディングスコアを元に、自分の読解レベルに合った本を絞り込めるようになっています。
Lexile指数を使ってAmazonで本を選ぶ方法
自分のLexile指数が分かったところで、自分の読解力に合った本を選ぶにはどうすればよいでしょうか。
リーディングに適切な本の難易度は、個人のLexile指数を基準にマイナス100Lからプラス50Lまでの範囲とされています。たとえば個人のLexile指数が1000Lの場合、読書に適した範囲は900L~1050Lになります。この範囲内の本に頻繁に触れることが、英語の読解力向上につながるといわれています。
では、amazonで実際に自分の読解力に合った本を選んでみましょう。
Amazon英語難易度別リーディングガイドを開くと、以下のような画面が表示されます。
左側のガイドを選択すると、レベルに合った本が表示されますが、ありとあらゆるすべての洋書がLexile指数に対応しているわけではありません。あくまでもLexile指数に対応した本のみが、検索できるようになっているのでご注意くださいね。
ちなみにTOEICのリーディングスコアを使って、自分のレベルに合った本を選ぶこともできます。
注:文章のレベルだけで本を選ぶと失敗する
ここで気を付けてほしいのが、文章のレベルだけで本を選ばないということです。
読書を続けるには、「面白い」「もっと読みたい」という、熱意が欠かせません。
Lixile指数に合わせて本を選ぶと、英語初心者の方にはきっと児童書が表示されると思いますが、大人が児童書を読んで楽しいと思えるでしょうか?多分、大人にはアメリカの幼児や小学生が読んでいる本のストーリーは、楽しめないのではないかと思います。
そういう、英語を学習する大人が優しい英語で大人っぽい物語を楽しむことができるのが、ペンギンリーダーズというシリーズです。
ペンギンリーダーズは英語学習者向けに作られた英語の本のシリーズで、映画から古典、伝記、童話、ノンフィクションにいたるまで、様々な内容の本がレベル別に出版されています。レベルは以下の7段階です。
ペンギンリーダーズは様々なジャンルの本があり、ブログでオススメの本などが紹介されていますので、そういうのをご覧になってみるときっと気に入る本が見つかるのではないかと思います。
また、ペンギンリーダーズは大きな書店でも見つけることができますが、結構メルカリなどのフリマアプリでもお安く見かけるので、ねらい目ですよ♪
ファンタジーではない(時間軸が現代であること)
初心者の方は是非、現代が舞台になっている本を読むことをお勧めします。なぜならファンタジーは独自の物の名前や、土地の名前、独特なセリフ回しなどは、初心者には難しいからです。
一時期、ハリーポッターが流行った時、私も原書で読んでみようとしたのですが、前半で挫折・・・しゃべる帽子や羽の生えたボール?と追いかける競技など、英語で説明されてもイメージすることが難しかったからです。
凝ったファンタジーであればあるほど、その世界観は緻密で濃く、独自性があふれています。どんなに名作でも、初心者いきなりファンタジーに手を出すのはやめておきましょう。
ちなみに不思議の国のアリスやくまのプーさんなど、空想要素が大きい本も、初心者には難しいと思います。初心者であればあるほど、現代の物語や自叙伝、ハウツー本などを選んでみると、教科書の延長ですんなり読み進められると思いますよ。
いかがでしたでしょうか?
洋書の多読は、語彙力や文章表現を学ぶ上でとても良いエクササイズです。
自分に合ったレベルの本を一冊読んでみると、達成感があるもの…是非自分に合った一冊を見つけて読んでみてください。よい読書ライフを♪