英語を勉強していて思うのは、自分がいかに地理や歴史を理解していないかということ。
海外旅行も何度か行ったけれど、どこも「人気で楽しそう」を理由に行き先を選んでいたので、リゾートやショッピングは経験しても、恥ずかしながら史跡や芸術には全く見向きもせず40年近く生きてきてしまいました。
ところがコロナ禍で気軽に海外に行けなくなって、家にこもってオンライン英会話を熱心にするようになってから、海外の講師と話すのに、世界の歴史・地理への知識が欲しいと思う場面に度々遭遇しました。
部屋にこもって外国映画を見ていても、地名が出てくると「それはどこ?」と感じることが増えました。と特に映画「グリーンブック」を見ていたとき、アメリカの地名がバンバン出てくるのには困ってしまいました。主人公たちがどこを旅しているのか全く想像できなかったからです。
小学生の子供の地図帳を借りて確認するけれど、地図帳には正確な土地のサイズや位置、気候などの情報は載っていても、それ以上の深堀りをしようと思うと別の本にあたるしかない。何かいい本はないだろうか、と思っていた時に、私のような入門者にピッタリな本を見つけた。
イラストや写真入りで、アメリカ各州の特徴や歴史をざっくりと解説してある。アメリカの選挙制度に関わる選挙人の数なども記載があって、これ1冊あればアメリカの概要を掴むことができる、とてもよくできた一冊です。
フリガナはないので、子供向けではないけれど、ある程度感じが読める小学校高学年なら、学習にもいいと思う。
そして昨日。たまたま近所の小さな書店で、この本の続編というべき「ヨーロッパ編」があるのを発見して、即購入してしまった。
アメリカ編同様、イラストと写真で各国の特色や歴史がかいつまんで紹介されている。ヨーロッパの歴史は特に複雑だから、学生時代は苦手意識しかなかったけれど、今なら頭に入ってくる。とても面白い。
どちらも歴史や地理に苦手意識のある人に、入門編としてお勧めしたいです。
=追記(2024.5.21)=
同じシリーズでアジア版も出版されたようです。
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