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最後、全部持っていかれた~!ーThe Kind Worth Killing / Peter Swanson

洋書レビュー
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The Kind Worth Killing / Peter Swanson

大昔に買って、ずっと積んでいたクライム本「The Kind Worth Killing」を読了しました。なんで今まで読まずに積んでいたんだ!と軽く後悔したほど、面白かったのでご紹介。

<あらすじ>
空港で登場街のバーで出会った男女。男は、連れ添った妻が新居の工事をしている業者と浮気をしていることに気づき、やりきれない気持ちを抱えており、偶然出会った女に妻を殺したいと冗談交じりに口にします。女は男の心情に共感し手伝う約束をする。飛行機を降りた後、本気で妻を殺す気があるなら会いましょう、と次に合う場所と時間を約束し別れる二人。男は女に淡い恋心を抱き、約束の場所へ向かうのだが…。

始まって30%くらい読んだところで、えええっと思うような展開があり、そこからお話の視点がガラッと変わります。これは全然予想できなかった…!

綿密な殺人計画、ある人物意外な過去、そして最後は…

完全に持っていかれました…!
終わり方が憎い!ここで終わりか!

決して尻切れトンボということではなく、ここでこの形終わらせるのが上手い、と唸らされました。まさに、最後の1~2ページで「全部持っていかれました」。

英語はとても読みやすく、あまり辞書を使う必要もなくお話を追いかけていけます。ページをめくる手が止まらなくなる1冊でした。

なんでも最近シリーズ続編が出たそうです。

The Kind Worth Saving

1作目に出てくる刑事が主役だそうで、こちらも評判割といいようです。気になる。

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