普段は本のことをメインに書いているnoteですが、今日は5年前から取り組んでいる「やり直し英語」のことについて書いてみます。
35歳の時に何の特技や取り柄のない自分に、なにか得意なものを作りたいという気持ちで、やり直し英語を始めました。きっかけはインスタグラムで勉強垢と言われる、勉強風景を主に投稿するアカウントの皆様と出合ったことです。
それまでの私のインスタグラムは、子供の成長や、しまむらやユニクロで買ったお気に入りの洋服をアップロードする、ありふれた日常を綴るアカウントでした。
就職のために短大では英語学を専攻していましたが、英語は好きではなくむしろ苦手分野だった私。でもインスタグラムで、英語の勉強風景を投稿している皆さんに、気がついたら感化されていました。
社会人になってから、勉強なんて殆どしていなかった私にとって、毎日の勉強の報告しあう勉強垢さんの投稿はすごく新鮮で、大人になっても頑張っている人がいるんだと衝撃を受けました。
そこから5年。家事、育児、仕事の合間に少しずつ勉強して、学生時代に「取れるわけない」と思っていた、英検1級に合格することができました。
勉強するのは、苦しいよりもむしろ打ち込めるもののある楽しさの方が強かったと思います。特にインスタグラムやTwitterで同じく勉強をされている方々との交流は、大きな励みになり、目標への思いを一層強くしてくれました。
本当に、一人では勉強を続けることはできなかったと思います。
英検1級を取ったからと言って、英語が思ったように話せるかと聞かれたら、そうではないですし、むしろここからどこまで伸ばせるかが肝要なんだと思います。
でも、英語のそのものの能力如何よりも、「あなたの得意なものはなんですか?」と聞かれたときに、「英語ができます」と今なら答えられる。胸を張って言えるものができたことが、とても感慨深いです。
合格を報告したその日、次は何を目指すのか、オンライン英会話の先生に早速聞かれました。
そうです、英検1級は英語の世界での一つの高みではありますが、ゴールではありません。資格に向かって勉強する中で、楽しさを見つけてしまった私は、英語という大きな山の尾根から下山することはきっとないだろうと思います。まだ目指すべき次の高みを見つけて、英語に磨きをかけていきたいです。
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