PR

自分にとって大事なことを選び取るのだ-エッセンシャル思考 /グレッグ・マキューン

和書レビュー
このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。

エッセンシャル思考 / グレッグ・マキューン

 

2014年に出版され、世界中でベストセラーとなった「エッセンシャル思考」を今更ながら手に取りました。今更?そうです、今更です(笑)
ベストセラーと言われると何となく「大勢の人が読んでるなら、私が読まなくてもいいよね」と思ってしまう、典型的な天邪鬼です(笑)

何故今この本を手に取ったかというと、表紙のぐちゃぐちゃした図が、今の私みたいだなと思ったから。忙しすぎる毎日で頭の中が常にぐちゃぐちゃ状態でした。

数年前、将来の可能性を広げるために英語の勉強を始めて、英語を使った仕事を任せてもらえるようになってきた一方で、全体的な仕事の量もどんどん増えていて、土日も仕事のことを考えています。何とかこの状態から脱したいけれど、何が間違っているのか、どうすれば軌道修正ができるのか、何かヒントになればと思って手に取りました。結果、読んでとてもよかったと思います。

以下、同著から私が大事だなと思った箇所を引用してみました。
(実際はもっと沢山、気に入った個所があって付箋をつけたのですが、すべてを紹介することはできないので一部抜粋です)

エッセンシャル思考は、より多くのことをやりとげる技術ではない。(中略)自分の時間とエネルギーを最も効果的に配分し、重要な仕事で最大の効果を上げるのが、エッセンシャル思考の狙いである。

「エッセンシャル思考 最小の時間で成果を最大にする」グレッグ・マキューン著 より

「全部手に入れよう、全部やろう」とするうちに、私たちは知らず知らず何かを失っている。自分の時間とエネルギーをどこに注ぐか決められずにいるうちに、誰か(上司、同僚、顧客、家族等々)が私たちのやるべきことを決めてしまう。そうして思考停止に陥り、自分にとって何が大事なのかわからなくなる。
自分で選べない人は、他人の言いなりになるしかないのだ。

「エッセンシャル思考 最小の時間で成果を最大にする」グレッグ・マキューン著 より

本著には自分で選ぶために必要な「断るテクニック」についても具体的に書かれていて、とても参考になりました。一方、著者が示している例は、経営層に近い人のケースが多かったので、私のような一兵卒会社員がそのまま導入するのは難しいなと思いました。でも、全く的外れではなく取り入れられそうなこともあったので、一読の価値がある本だと思います。「頼まれたら断るのが苦手!」という方には特におすすめしたいです。

普段こういう自己啓発系の本は、2回以上読み返すことはあまりないのですが、この本は以前読んだ『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』同様、私にとって二度読みたい自己啓発本になりました。マーカーを引いたり書き込みをし定期的に読み返して、人生の質について考えたいと思います。

*DIE WITH ZERO の感想はこちらから

自分にとって本当にしたいことって何でしょう。
忙しくて、そのことを考えるのを放棄していた気がします。
断れない仕事も多いけれど、それでも私はこれがしたい、これを大切にしたいということをきちんと持っておく必要があると感じました。

まだ読んだことがない方、是非読んでみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました