Lying Beside You / Michael Robotham

洋書レビュー
Lying Beside You / Michael Robotham
おすすめ度5.0

Michael RomothamのCyrus Havenシリーズ第3作目。
今作では、Cyrusの統合失調症の兄Eliasが、医療刑務所での治療・リハビリを経て家に帰ってくるところから始まります。シリーズを読んだことのない人に簡単に説明すると、Cyrusは子供の頃、家族を兄Eliasに惨殺されており、それをきっかけに心理学を学び、刑事事件に協力する精神科医として生計を立てています。今回も女性が誘拐・殺害される事件に協力をするCyrusですが、並行してEliasの一時帰宅が決まり、Cyrus、そして同居するEvieに影を落とします。

Eliasは本当に統合失調症から回復したのか。
そして誘拐事件は過去に起こった別の婦女暴行事件とも関連性が疑われ、更なる誘拐事件に繋がっていく…

このシリーズ、読みやすくハラハラして本当にページターナーなのですが、今作は更に話に磨きがかかっていて、特にEliasの不気味さとそれに対峙するEvieには冷や冷やしました。後半の怒涛の展開とEliasを巡る結末には、唸らされました。落としどころが上手いなあ…!

とにかく面白い、ハラハラするサスペンス物が読みたいという方には、本当にお勧めするシリーズです。最新のシリーズ4作目 Storm Childも続けて読みたいと思います。

Storm Child / Michael Robotham

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