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Veraさんがシリーズになって帰ってきた~!(嬉)
という訳で、嬉しくて発売日に買った「Vera Wong’s Guide to Snooping (on a Dead Man)、1作目よりもパワーアップして、更に面白くなっていました。
今回はVeraさん、SNSを味方に殺人事件を解決します。もちろんただのおばあちゃん探偵ではなく、前作同様、色んな人を巻き込みながら、それぞれが抱える「孤独」を手料理とお茶で癒し、最後にはみんなVeraファミリーとして絆を築くところがVeraさんのすごいところでありこのシリーズの良さ。今回も健在です。
<あらすじ>
Veraは、Tea Houseを切り盛りする60歳の女主人。以前は閑古鳥の鳴いているTea houseだったVeraのお店も、前回店内で起こった殺人事件の影響でお客さんが来るように。前回、警察より先んじて事件を解決した時の快感が忘れられないVera。その一方でかかってきた怪しい電話に引っかかり、大金を盗まれそうになる。貯蓄を守るためTillyの恋人である刑事のSelenaに助けを求めに警察署に行ったところ、警察署の入り口でうろうろしている少女Millieと出会い、彼女の行方不明の友人Thomasの捜索に力を貸すことに。調べていくうちに、ThomasにはMillieが知らない別の顔があることが分かり…
あまり書くとネタバレになってしまうため、これ以上書けないのがもどかしいですが、1作目よりもスケールは大きく、シリアスです。最後にThomasの章が出てくるんですが、切なかった…(泣)
1作目に登場した仲間も続々と登場するので、1作目から読むのがオススメです。
ジャンルとしてはミステリーになるんだろうけれど、私はこのシーズにヒューマンドラマや癒しを感じます。トリックや複雑なミステリーよりも、Veraさんはじめ登場人物の抱える悩みに共感し、友情が胸にグッとくるお話になっています。英語も読みやすいです。
最後の終わり方からすると3巻目も執筆されるっぽい…?まさかの舞台はパリ?
これからも目が離せないシリーズです。
★1作目のレビュー記事はこちら https://studywizme.com/books/verawongsunsolic/
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