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鋼の自己肯定感でミッドライフクライシスを超える

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4月に職場でキャリアにおける”ガラスの天井”にぶち当たる経験をしました。精神的に激しく落ち込み、体調も崩しました。一人では受け止めきれないと思い、身近な信頼できる人にも相談しました。答えや解決法は自分で見つけるしかないんだけれども、誰かに聞いてほしい、肯定してほしい…あれほど強く思った時期はこれまでになかった気がします。

そんな中、読書にも救いを求めるように様々な自己啓発本を読み漁ってきました。これは『誰か同じような経験、気持ちになってそこから立ち上がった例が欲しい』という魂の叫びからくる衝動だったんだろうなと、振り返って思います。今日は落ち込んでいた時に読んで、心に残った自己啓発本の中から、『鋼の自己肯定感』という本をご紹介したいと思います。

鋼の自己肯定感/宮崎 直子 著

『鋼の自己肯定感ー「最先端の研究結果×シリコンバレーの習慣」から開発された”二度と下がらない”方法』は、アメリカの大学院で心理言語学や社会言語学を学び、自己肯定感を高めることに特化したコーチをされている、宮崎直子さんによる2022年の著作です。

「誰でも、いつでも、どこからでも鋼の自己肯定感を育てることができる。そしてその自己肯定感は、一度高めたら、二度と下がらない」
『鋼の自己肯定感』/宮崎 直子著

 

冒頭で上記文章を読んだとき、日ごろからあまり自信がなく、その日その日で自己肯定感が上がったり下がったりしている…と感じていた私は、少し疑いながら読み始めました。しかし読んでいくうちに、自分が【自己肯定感】を、「自分は何かの役に立っている」という【自己有用感】と「自分は何かができる」という気持ちである【自己効力感】とまぜこぜにして考えていたことに気が付きました。

【自己肯定感】というのは、誰の役に立っていなくても、自分が何かができるという確信がなくても、ありのままの自分を受け入れて愛するということです。鋼の自己肯定感を手に入れるためには自己有用感や自己効力感ときちんと分けて考えるとともに、自己肯定感の対処療法から卒業して、自己肯定感を上げたり下げたりしているもの正体を突き止め、根本から改善することが必要だと著者は語ります。

この本には、その自己肯定感を上げるための具体的なワーク(トレーニング方法)が書かれており、実践的な内容になっています。序盤で、自己肯定感の正体を理解したうえでワークに取り組むことで、自然と肩の力を入れずにありのままの自分を受け入れるトレーニングに取り組めるようになっています。

ミッドライフクライシスとキャリアの危機を乗り越える

年齢を重ねて、40代・50代に差し掛かると「ミッドライフクライシス(中年の危機)」という状態に陥りやすいといわれています。この時期は、身体的な衰えや、子育ての終了、親の介護など、様々な変化が訪れ、人生の意義や価値観を見つめ直す機会が増えるため、自己評価の低下や将来への不安、過去の選択への後悔などを感じやすくなりますといわれています。

特にキャリアにおいては、「これでよかったのか」と過去の選択を後悔したり、自分の能力に自信を失ったりすることが往々にしてあります。きっかけは職場での出来事でしたが、いろいろ本を読んでいるうちに、私もおそらく私もこのミッドライフクライシスの真っただ中にいるのだということを感じました。

この先の人生がどうなるのか見通しが分かり、急に新しいことを始めたり、転職を考えたり…そういう急ハンドルを切る人が多いのも、この年代の特徴です。急転換や転職が悪いということではなく、これまでの自分の生き方を肯定し、自分がありのままでいることに価値があるという自己肯定感を育むことが、この心の危機を乗り越える役に立つのではないかと思いました。

実際に、私はかつて「誰かの役に立たないと意味がない」という考え方に支配されていたと感じます。過去のブログを読んでも、スキルを磨くこと、キャリアを積んで生き残ることにに囚われている自分の姿が見えます。きっと私は「人から評価されないと生きていけない、だから評価してもらうために行動する」こういう思いと、行動パターンに囚われていたのだと思います。

大人になったあなたは、他人から評価されなくても、もはや死ぬことはない。他人に認めてもらうことを、あなたの動機にする必要はない。
『鋼の自己肯定感』宮崎 直子

 

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