こんにちは。
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
このブログを見てくださっている方はきっと、大人になって改めて英語を始めようとか、英語を勉強することでキャリアアップをしたい、という方が多いのではないかと思います。今日は、私がやり直し英語を始めるときに悩んだ、『そもそもキャリアアップに英語を学ぶことはコスパが良いのか』ということについて、お話したいと思います。
一般的に、語学の勉強は成果が見えづらく、習得まで長い時間がかかるとされています。
日本人は義務教育で英語を6年、習っているにもかかわらず、英語が得意な人は一部に限られています。(学校教育での教え方内容の是非についてはここでは横に置いておきますね)
私は出産後マミートラックに陥り、そこから何となく自分の強みを見つけたいという思いから英語を再勉強し始めました。今、私はCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)でいう所の、C1(上級者)のレベルですが、ここに至るまでに、
6年間の学校教育+2年間の短大での教育+(15年のブランクの後)6年間の自己学習
…と実に14年の歳月がかかっています。
1つのスキルに14年…すごく長くかかっていますよね。
今時風に言うと、あまりコスパが良くないようにも思えます。
CEFR(セファール)とは?
「外国語の学習・教授・評価のためのヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR: Common European Framework of Reference for Languages)」は、言語の枠や国境を越えて、外国語の運用能力を同一の基準で測ることが出来る国際標準です。CEFRでは、言語知識の豊富さでなく実際に「聞く、話す、読む、書く」ことができる技能の達成度を重視しています。日本でも馴染みのある英検、ケンブリッジ英検、TOEIC、IELTS等もそれぞれの試験のスコアが、CEFRでどこにあたるか公開しています。
更に、英語学習にかかるコストについて考えてみます。
- テキスト代
- オンライン英会話等のレッスン費用
- 資格試験受験料
- 勉強に必要なヘッドフォンやイヤフォンなどの機器
- 毎日の勉強時間
どれも毎月数千円~1,2万円程度です。私の場合は通勤や、家事の隙間時間に勉強していましたが、カフェなど外で勉強するのが好きだという場合は、そういった費用も掛かってくるかもしれません。学習に必要な機材等のコストは、殆ど自分でコントロールができるので、減らすことも増やすことも自由自在ではないかと思います。
一方で英語を勉強をしたことで得られたことについてはどうでしょうか。
私が英語学習から得られたことを列挙してみます。
- 英語を使った仕事に就くことができたこと。それにより、英語で仕事をしたという経歴が付き、将来の仕事の選択肢が増えたこと。
- 英語の勉強を通じて、SNSで仲間と出会え、新しい繋がりを得ることができたこと。
- これといった特技がないことで抱えていた「自信のなさ」を、ある程度克服できたこと。
- 短大で英語を勉強していたのに、英語が話せないというコンプレックスを払しょくすることができたこと
- 英会話のレッスンを受けることで、様々な価値観・考え方に触れ、興味・関心の幅が広がったこと。
特に、私はもともと「自分に自信がないところ」が一番の短所と周囲から相当言われていたので、やり直し英語を通して、特技という武器を手に入れられたことは、本当に自分にとって大きな転機になったと思っています。
「英語が使える・話せる」という状態になる以上に、「学習の仲間を得られたこと」や「自分の興味の幅が広がったこと」、またこうして「ブログを作って書いて発信すること」も、副産物として大きな変化を私にもたらしてくれました。
英語がある程度使えるようになるためには、長い時間がかかります。そして必ずしも英語ができたからといって、仕事やキャリアにつながるとは限りません。
しかしどんな勉強や活動も最初から「これをやれば100%仕事につながる、収入につながる」というものは、おそらくないのではないでしょうか。結局、その勉強が役に立つかどうか、将来何かにつながるかどうかは、後になって振り返ってみて初めて分かるものなのだと思います。(スティーブジョブスの有名なスピーチでもそう言われていましたね)
私も最初、やり直し英語を始めるときに、これが本当にキャリアアップにつながるのか、色々と考えました。特に当時の私は、英語とは全く関係のない仕事をしており、これから先も英語を使うのはせいぜい旅行くらいという状況です。果たして英語に掛ける時間と費用が回収できるのか、時間の無駄じゃないのか、色々趣味レーションしました。
結局考えるのが面倒になって、「いいや、始めてしまえ」という気持ちでスタートしたんですけれどね!(笑)
そして今、振り返ってみてやはり、時間はかかっても英語を勉強し直してよかったと心から思いますし、英語学習はコスパがいいと私は感じています。
やり直し英語をしようかな、と迷っている方は、「役に立つかどうか」はおいておいて、とりあえず始めてみることをお勧めしたいです。
ゴールに向かって一直線に走ることだけがすべてではないです。寄り道をしたり躓いたりしたことも、まわりまわって自分の糧になったと思える日がきっとくると思いますよ。
やり直し英語、何から始めればいいかな、と思った方はよろしければ以下の記事も参考にしてみてくださいね。