英語勉強垢の皆さんの間で、オンライン英会話はすっかりメジャーになりましたね。日本で英会話を学ぶためには、数十万円払って駅前留学するしかなかったあの頃と比べて、今やひと月数千円で毎日英会話を学ぶことができます。
一方で、カリキュラム・教材が用意されている駅前留学と違って、オンライン英会話では、自分で学ぶこと、学びたいことを見つけて、『自分でレッスンをコントロールすること』が求められます。
私はDMM英会話を始めて2年ですが、最初は『自分でレッスンをコントロールすること』に慣れず、苦労しました。
今日は私の苦労体験を踏まえて、オンライン英会話で、『レッスンをコントロールするコツ』についてお話したいと思います。
先生に希望のレッスンスタイルを伝える
先生の趣味やメッセージ、評価などはプロフィールにあるものの、「思ってたのと違う」ということは私も何度も経験しました。
そもそもオンライン英会話はバラエティ豊かな先生陣が売り。しっかり教えてくれようとする先生もいれば、フレンドリーでカジュアルな良きおしゃべり相手といった先生もいます。
そんなオンライン英会話で効率的に学習をするには、まずは自分がどんなレッスンを受けたいのかを、はっきりさせておくことが大切です。
- 最終的にどのくらい話せるようになりたいので、
- どんな教材を使って
- どんな点に気を付けて指導をしてほしいか
この3点を明確にしましょう!
レッスン予約をする前に上記3点について、自分の中で答えを出しておくようにしましょう。
この3点は事前に英語で話せるようにしておいて自己紹介の時に含めると、指導のミスマッチを防ぐことができます。
私の場合は、幅広い話題に対して英語を流ちょうに話せるようになりたいので、デイリーニュース記事を使ってレッスンをしたい、おかしな発音や文法誤りがあれば会話をとめて指摘してほしい、と伝えるようにしています。
これを英語にすると…
” I’d like to improve fluency in English about variety of topics by using Dairy News articles. If I have any mistake in pronunciation and grammar, please let me know in the middle of the conversation. ”
以前、仲良しの先生に聞いてみたところ、「指摘してほしい」と言われると会話をとめて指摘したほうがいいのか、レッスンの最後(もしくはレッスンノート)で指摘したほうがいいのか、と悩むと聞いたので、”in the middle of the conversation” と入れてみました。この辺りはお好みで…。
先生を前にしたら、うまく説明できない!ということでしたら、レッスン予約の際にメッセージとして入れてみるのもいいと思います。(私はオンライン英会話初心者のころ、ものすごくビビりだったので、書いて希望を伝えていました)
レッスン教材選び
レッスンで使用する教材は、様々用意されています。
例えば私が使っているDMM英会話では、8,100もの教材が用意されているとのこと。レベル別に細分すると数が減るとは言え、それでも相当な数です。この中から自分に合ったものを自分で選ぶのは、結構大変ですよね。
私が教材を選ぶときに気を付けているポイントは、以下の3つです。
- 自分のレベルに合っているかどうか
- 独学不可能な内容かどうか
- 楽しいと思えるかどうか
言わずもがな、自分のスピーキングレベルに合った教材を選ぶことはとても大切です。難しすぎず、かといって簡単すぎないレベルの教材を選びましょう。
各オンライン英会話に用意されているスピーキングテストを受けて判断したり、何度か同じ先生のレッスンを受けてみて、「私のレベルならこの教材でいいかな?」と聞いてみるのも良いと思います。(初回に聞くと、初めてだからわからないよーと言われるので、2〜3回受けて見てから聞いてみるといいと思います。
また独学が可能な教材、例えば文法教材については、オンライン英会話で選ぶのは勿体ないと思います。文法を英語で説明してほしい、という希望があるのならいいと思いますが、基本的にオンライン英会話は、英会話を練習する場所なので、独学できるものは別で学び、レッスンの場は会話の実践練習の場とするのが最も効果的な使い方だと思います。
また教材が楽しめるかどうかは、蔑ろにしがちな視点ですが、オンライン英会話を継続するための”モチベーション”につながるポイントです。興味のある分野、興味のあるテーマに沿った教材を選ぶことで、毎日のレッスンが楽しくなり、もっと上手に話せるようになりたいという動機に繋がります。是非楽しいかどうかという視点でも教材を選んでみてくださいね。
レッスン中に質問を1回はしてみる
先生からの質問にひたすら答える、そんなレッスンをしていませんか?
野球を想像してみてください。
バッティングセンターで飛んでくるボールを打つだけで、野球の試合で勝つことができるようになるでしょうか?
野球は打つだけでなく、走ったり、守備をしたり、送球をしたり……打つ・投げるといった”野球ボールの扱いを総合的に制する”ことができるようにならなければ、試合で勝つことはできません。
英会話も同じで、生き物のように変化する会話を自由自在にコントロールできるようにならなければ、『英会話ができる』とは言えません。
聞かかれる質問に受け身で答えているだけでは、英会話上達は望めません。
まずは1回のレッスンで1度、質問を投げてみる、そこから始めてみましょう。
とはいえ、初心者には疑問文を作るのはとても難しいですよね。
そういう時は、とりあえず先生がしてくれた質問に答えた最後に、以下の魔法の質問を一つ付け加えてみましょう。
『あなたはどう思う?』
How about you? or What do you think about it?
これだけで、疑問文が出来上がりです。
慣れてきたら、このほかにも色々と質問を作って、会話の中に入れてみましょう。
質問を自在に投げられるようになったら、会話がどんどんと深くなり、上達していることを実感できると思います。
いかがでしたでしょうか?今日は、オンライン英会話でレッスンの主導権を取る方法について書いてみました。私も英会話についてはまだまだ発展途上です。ほかにも自分はこんなことをしています、というようなアイデアがあれば、是非コメント欄やTwitter、Instagramのコメント欄からでも教えてくださいね。質問も随時受付中です。