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人生は『Long Game』-自分にとって意味のあることをするために-

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このお盆休み、一人時間がまとまって取れたので、朝から晩まで本屋を巡るという贅沢な時間を過ごしました。少し足を延ばして遠出とも考えたのですが、お盆期間中は休館している施設も多く、色々検索して断念し本屋巡りにしたのですが、心行くまで本屋を堪能し、非常に充実したお盆になりました。(散財したのは言うまでもないですw)

すっかり読書ウィークとなったこの期間に読んだ本のうち、読んでよかったなと思った自己啓発本をご紹介したいと思います。

発売は2022年7月。新型コロナウィルスと世界が戦う最中に書かれた本です。良くも悪くもコロナの蔓延によって、誰もがこれまでの生き方を見つめ直したのではないかと思います。私自身も働き方の変化により、危機感と同時に在宅勤務で生まれた時間を何かに活かしたいなと思い始めた頃でした。

著者はコロナが蔓延するよりも前に、忙しすぎる自身の生活を「持続可能な働き方ではない」と感じたそうです。いつか病気など自分が思うように動けなくなるかもしれない。もっと長い目で見た人生の計画を立て、「自分が実際にその場にいなくてもお金を稼げる方法」を編み出す必要があるのではないかと考え、世界各地での講演会をオンライン形式のコースにシフトすることを始めたそうです。そしてコロナ禍。「長期の思考」があれば、危機の時に助けとなり、最も大切な目標に向かって歩む力になるということを実感したのだそうです。

つねに行き当たりばったりで、刺激に反応するような行動ばかりでは、いつまでたっても目標を達成できないだろう。長期戦略を立て、さらには途中で自分の進む道も変わる可能性もあると認識していれば、成功のチャンスを最大化することができる。

 

予測不可能な現代社会に、企業も個人も、誰もがブレークスルーになるようなイノベーションを求めていますが、何かを始めるにはまず 「起動時間」がかかり、無駄とも思える時間とお金の投資の期間が続くことを考えると、四半期、1年、2年単位ではなく10年単位での「長期思考」が欠かせません。目先の利益の誘惑に負けず、不確実ではあるが価値のある将来の目標に向かって努力を続ける…これが『ロングゲームをプレイする』ということだと著者は言います。

 

あまりに多くの人がゆとりを失っている。つねに何かに急かされ、追い詰められ、焦っている。(中略)こんな風に生きるのは間違っている。他人との比較をやめ、自分だけの成功の定義を見つけ、自分のペースで人生を生きる。それができたら、どんな気分になるのだろう?

 

この「ロングゲーム」という著書で、著者は成功へのプロセスをすべて明かすとしており、長期にわたる成功を達成するまでのステップを丁寧に解説してくれています。プロセスの途中で欠かせない取捨選択はどのような基準でするべきか、長期にわたる目標をどのように探せばいいのか。

具体例として挙げられているのは海外のマネジメントクラスの例が多いため、日本人にとって少し対岸の事例といった感がぬぐえませんが、それを差し引いても自分の人生にあてはめられるアドバイスが沢山あり、本が付箋だらけになりました。

今、自分の人生をどうしていきたいか悩んでいる方や、長期の目標に向かって努力することの難しさを感じている方に、是非手に取っていただきたい一冊です。

 

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