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ブックレビュー:お金の教育がすべて。7歳から投資マインドが身につく本 / ミアン・サミ

お金の教育がすべて。7歳から投資マインドが身につく本 / ミアン・サミ 著

読んでよかった度  ★★★★☆
手元に置きたい度  ★★★☆☆
分かりやすい度   ★★★★☆
読了にかかる時間  ★★☆☆☆

長女が『〇〇ちゃんはお小遣いもらってるんだって!』ということを言い出して、そうかついにそういう時期が来たのかと思いました。
子供へのお小遣いのあげかたや、子供へのお金の教育をどうしたらよいのかということを考えるようになり、巷で評判のよかったこの本を手に取りました。

お金の教育、受けたことある?

missy
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みなさんはお金の教育を受けたことがありますか?

私は特にお金の教育を受けずに、大人になってから必要に迫られて学んだ程度です。
小学生になったころから一定のお小遣いはもらっていましたし、お小遣い帳の付け方などは知っていましたが、そもそもお金というものがどういうものなのか、ということはおそらく社会の勉強の時間に『昔は貨幣の代わりに貝殻などが使われていた』とか『お金は金と交換することができる』とかその程度の話しか知りませんでした。

missy
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実は私はこの本を読むまで、今はもうお金=金の値段ではなくなっているということをしりませんでした。

いざ子供にお金について伝えようと思っても、『お金を大事に使いなさい』の”大事”とはどんな風に使うことなのか、『無駄遣いはダメ』のそもそもどんなことが無駄遣いなのか、答えに窮します。

貯蓄だけではだめだといわれている時代に、どうやってお金を増やすことを教えるのか。またお金について教えることは、将来の仕事について語ることでもあると考えると、親のほうが教える自信がないなと感じました。

子供に何かを教えるとき、どんな教え方をしていますか?

著者はいつも学校から帰宅した子供たちに、「今日は、どんなことを質問したの?」と聞くそうです。これは質問を投げかけ、先生と生徒あるいは生徒同士が対話をしながら、「知らないこと」や「分からないこと」を見つけ出し、解決していくことが学びには必要だと考えているからです。

子供には知識の量を与えるよりも、対話をして深く考える力を養うことが大切であり、「分からないこと」や「知らないこと」を見つけ出し、解決していくことが学びには必要だと著者は説いています。

学校は単に、知らないことを詰め込む場所ではなく、「学び方を学ぶ」ためにあるというのが著者の考えです。

最近、一方的に先生がしゃべる授業ではなく、アクティブラーニングという、生徒が中心となって生徒同士で協力し合いながら教科書の枠を超えて意見を述べ合い、調べて、問題解決を図っていく授業が注目されています。これからは与えられた知識を記憶するだけでなく、問題に対して考えて理解し、解決法を探っていくスキルが求められていくのでしょう。

お金に対しても、むやみに「貯金が一番いい」と教えるのではなく、お金がそもそもどういうものなのか、世の中にはどんな仕事があり、たくさんお金を稼ぐためにはどうしたらよいのかということを、親子で考える必要があるのではないでしょうか。

お金への偏見を取り払い、ポジティブな言葉で

私は今まで、借金は悪いことで、お金について話をすることはあまり良いことではないと思っていました。程度の差こそあれ、「金儲けは汚い」という潜在的な意識が日本人には色濃くあるのではないでしょうか。私も「お金好き!」と子供が言えば「そんなことを言うのはやめなさい」と反射的に答えてしまいます。

私自身、貯蓄こそが正しいと親から教わってきました。「うちは貧乏だ(本当に貧乏だったかどうかは別にして)」と言われていましたし、とにかく貯蓄、貯蓄だけが自分の財産を守る手段だと、小さいときから貯めることが一番で、お金を使うことは貯蓄を目減りさせる行為だと刷り込まれてきています。

お金の教育を始めるにあたって最初にやるべきことは、親自身のお金に対する偏見を取っ払うことだと著者は言っています。そしてお金に対してフラットな目を持っている子供に、ポジティブな言葉でお金のことを教えることが大切です。

子供がお年玉などでまとまったお金を手にしたとき、多くの家庭ではすべての金を使わずに預貯金をすることを促すことが多いですが、貯めることをすすめると同時に「使う目的を決めておくこと」を教えることが大切だと著者は言っています。

何か予期できない悪いことがあった時のために保険代わりに貯金するのと、よい機会が訪れたときにそれをつかむために貯金をするのとでは、まったく意義が違ってくるということを、子供のころから知っておくと、貯蓄に対する考え方が変わってきますよね。

年齢に応じた、お金の話題

本の中では、具体的にお金についてどのように子供に説明すればよいのかということが、著者の経験に基づき書かれています。親子の会話形式で書かれていることもあり、私もさっそく子供との会話に「お金とは」という話題を取り入れてみようと思いました。

また本の後半には、具体的な子供の年齢と、その時期の子供にどのようにしてお金の勉強をしてもらうとよいのかが書かれています。またちょっとしたゲームを通じて子供に世の中のお金の仕組みを教える方法なども参考になりました。

小学校低学年~中学年に教えるのと、高校生に教えるのでは同じお金のことでも、教える方法も内容も変わってきます。長い目でみたお金の教育方法を知るうえでこの本はとてもためになる本でした

まとめ

いかがでしたでしょうか?

お金の教育は、子供の将来の職業選択にも深く影響を与えます。どんな人でもお金なしで生きていくことはできません。お金については学校では教えてくれません。またお金につい手の教育は親の価値観が如実に現れ、子供に継承される部分でもあります。

親がお金について勉強をし、フラットな目線でお金について子供に語ることの大切さをこの本を読んで改めて感じました。是非、色々な方に手に取っていただきたい一冊だと思います。

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