こんばんは。
今日は今から数か月前、社内試験に挑戦したお話をしようと思います。
長女を妊娠してから、育児休職や時短勤務などを活用して仕事をセーブせざるを得ず、その間にキャリアがストップしてしまっていた私。時短勤務からフルタイムに戻る時期が近づいてきて、自分が仕事に求めるもの、そしてこの先のキャリア展望を考えるようになってきました。
↓私がマミートラックにはまってしまったきっかけなどについては、こちらの記事を参考にしてください。
古き良き伝統的な日本企業のサラリーマン
私が勤めている会社は、日本の昔ながらの企業です。
よくも悪くも終身雇用がガッツリ確保された、古き良き伝統的なタイプの日本企業。
ただし入社に当たっては、「一般職」「総合職」といった区別がなく、一応(建前上は)キャリアに垣根はないということになっています。
実際は四大卒とそうでない人(高卒・短卒)の間には大きな川があるんですが・・・ね(^^;
そんな伝統的な我が社にも時代の波(か、はたまたお国からの圧力か)で、女性登用やキャリア形成について、学歴にかかわらず意欲のある者を登用するといった風潮ができ、近年、意欲のある人材に学びの機会を与え、しかるべき部署への配置転換を行う社内チャレンジ試験が創設されました。
このチャレンジ試験には学歴や職歴による受験制限はありませんが、年齢制限があり、私は受験資格が今年しかありません。キャリアの方向性について悩んでいるときに、募集の周知があり、たぶん落ちるだろうけどとりあえず資格があるなら、受けてみようかと思って応募しました。
応募に当たって自己分析と試験対策
応募には志望動機などを書く様式の提出と、WEB上で行われる試験を受ける必要がありました。
思えば約20年前に、就職試験対策したとき以来の、本格的な試験です。
(それまでにも昇格試験は受験したことがあるのですが、それには志望動機とか必要なく、仕事の知識を問う筆記試験でした)
さてどこから手を付けようかなと思っているときに、たまたま手に取ったのが、かのUSJを立て直した森岡毅さんの著書『苦しかったときの話をしようか』でした。
(この本の詳しい中身については、別の記事で紹介していますのでよかったらご覧ください)
WEBで行われる試験については全く未知の領域だったので、とりあえず書店で最新の就職試験対策の本をチェックしました。結局このWEB試験対策本は購入せずに、立ち読みで済ませました。
私が就職活動をしていたころは本当に、筆記の試験だったので、今は何でもWEBなんだなあとちょっと時代の流れを感じました(笑)
そうしてエントリーシートの提出とWEB試験の受験を完了したのは8月下旬でした。
一次試験合格と二次面接の案内
その後、音沙汰なく3か月が過ぎ、きっとこれはもう落ちたなあなんて思っていたころ、思いがけず一次試験合格の知らせと二次面接の案内をもらいました。
エントリーシートには、正直に今の働き方と気持ち、そして働く意欲を書いていたのですが、多分、年齢と学歴と働き方の制限(残業ができないとか)で、書類で落とされるだろうと思っていたので、意欲とか可能性で見てくれるのかなと嬉しかったです。
WEB試験のほうは、言語的の力を測るテストと数学的能力を測るテストの2種類があったのですが、私は言語能力のテストは最終問題までたどり着き時間が余った反面、数学的能力のテストは全体の1/3程度までしか終えることができませんでした。グラフの読み取りとか、パーセンテージを求めたりとか、本当にそういう問題はじっくり読まないと頭に入ってこない、完全な文系人間です(笑)
二次面接では志望動機にかかわる質問や、今後どんな活躍をしたいかなど、一般的な質問を受けました。私はそこまでガチガチに緊張するタイプではないので、面接は和やかなムードで終わったように感じます。
結果、そして考えたこと。
面接の1か月後、結果がメールで届きました。
残念ながら、不合格でした。
応募するときは、ほとんど受かるとは思っていなかったのですが、二次試験まで進めたことで少し気分が高揚していたこともあり、不合格の報せには結構落ち込みました。それほど大きなミスをしたとも思えなかったので、やはり他の応募者と比べた時に、年齢や学力、学歴、就業上の制限(残業ができない)の点から、不合格になってしまったんだろうと思っています。
残念ながら、この社内試験は年齢制限上来年度受けることはできないので、私の社内チャレンジへの挑戦はここで終わってしまいましたが、これはあくまでも社内における『一発飛び級制度』のようなものなので、これからまた地道に仕事の成果を積み上げていけば、また違ったキャリア展望があるだろうと思っています。
また同時に、会社に依存しない収入を得ることももっと真剣に考えていこうと思いました。
最近、トヨタの社長や経団連の会長などが相次いて『終身雇用制度の終わり』に触れる発言をされていますが、私も定年まで同じ会社で雇ってもらえる保障は一つもありません。サラリーマンというある意味安定した立場に甘んずることなく、スキルアップをしていかなければ、これからは生き残っていけないのだろうと肌で感じています。
今は英語を勉強していますが、海外留学経験者や帰国子女といった皆さんがいる中で、純ジャパの私が英語だけで稼いでいくのは到底無理だと思っています。色んな有名な本で言われていますが、英語は別のスキルと組み合わせることで収入を得られるものだと思いますので、これからは英語だけでなく”もう一つのスキル”を鍛えていく必要があると考えています。
学歴も取り立ててスキルもない、平凡なサラリーマンの私にあるものって何だろう?
そんな自問自答をしながら、広い世界の色んな知恵に洞察を広げていきたいと思っています。
最後に。
私のチャレンジは一旦失敗に終わってしまいましたが、諦めてはいません。
今マミートラックにはまっている皆様も、どうかご自身の目標に向かって諦めない、ある意味『あきらめの悪さ』を是非持ってください。
これからの未来、子供たちの将来、これから後に続くワーママ達のためにロールモデルとなれるよう、道を切り開いていってほしいと思います。