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自分が仕事に求めるものは? ブックレビュー:苦しかったときの話をしようか /森岡 毅

読書レビュー:苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父がわが子のために書きためた「働くことの本質」 /森岡 毅

読んでよかった度  ★★★★★
手元に置きたい度  ★★★★★
分かりやすい度   ★★★★☆
読了にかかる時間  ★★★☆☆

missy
missy
今まで読んだ中でNo.1の本に出合ってしまいました。

就職活動中(新卒・転職問わず)の方に、手に取ってほしい。職業選択の前に読むと読まないとでは、活動の中身が変わってくると思います。こんな本にできることならもっと前、自分が就職する前に出会いたかった・・・。もちろん就職活動を終えた方にも、人生設計やキャリア設計をする上でとても参考になる内容なので、働いているすべての人に一度は読んでほしいと思います。

著者 森岡毅さんとはどんな人か

森岡毅さんは、USJ(ユニバーサルスタジオジャパン)の業績をうなぎ上りに改善して、一躍その名を知らしめたマーケターです。といっても私もこの本をきっかけに知ることになったのですが(笑)

ご存じの人も多いかと思いますが、かつてUSJは第三セクター*が立ち上げたテーマパークでした。大阪市が半分以上出資する企業として1994年に設立されています。

第三セクター
地方レベルにおける公共部門と民間営利企業との混合企業体、具体的には地方公共団体と民間企業が共同出資して設立運営する地方公社のうち、株式会社形態をとる商法上の法人のこと。この定義は日本独特で、公共セクター(第一セクター)、民間営利セクター(第二セクター)に対する民間非営利の市民セクターを第三セクターと呼ぶ欧米の用語法とは異なる。1980年代後半に、中曽根政権下の「民活法」「リゾート法」などを契機に官民双方のメリットを生かすとして全国的に急増したが、官民の役割分担が不明確であったため、もたれ合いによる放漫経営を招きがちで、バブル崩壊と共に経営難が表面化、大きな問題となっている。
(北山俊哉 関西学院大学教授 / 笠京子 明治大学大学院教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」

知恵蔵の解説にもあるように、もたれ合いによる放漫経営によりかつてのUSJも経営難が表面化していました。そのUSJに今や風物詩となったハロウィーンイベントや、ハリーポッターを持ってきて、USJを『映画のテーマパーク』から『世界最高のエンターテイメントを集めたテーマパーク』に変えて成功させたのが、森岡毅さんです。

辣腕マーケターが自身の子供に向けて書いた一冊

その森岡さんが、就職活動に臨むご自身のお子さんに向けて書いたのがこの本です。
ちょうど就職活動を前に何がやりたいのか分からない、自分の強みが分からない、そういう悩みを持っていたお子さんに向けて、適職を選ぶ方法論についてぎっしりと書かれています。

特に参考になったのは、「自分の強みをどう知るか」の項。

強みを知るためには自分が好きなことを列挙していく必要があるということ、そしてそのやり方が詳しく書かれています。

前田裕二さんのベストセラー「メモの魔力」でも自分の強み(自己分析)の方法として、膨大な量の質問事項が付いていましたが、それよりもっとシンプルなので時間がないけど自己分析をしたいという方にも、森岡さんの「苦しかったときの話をしようか」はオススメです。

本を読んで自己分析をしてみた

私は時短からフルタイムになる時期を見据えて、自分の今後のキャリアを考えていく上で参考にしたいと思って手に取りました。一度就職してしまうと、自己分析をしたり自分のキャリアを考えたりすることって少ないと思います。特に女性は周りや家族の都合で自分のキャリアを断念したり、中断することも多いかと思いますが、人生100年時代に自分が「仕事に何を求めるのか」ということを知って、貴重な時間をどんな仕事に割くのかを考えることは必要だと私は感じています。

↑私もこの本を読んで自己分析をしてみました。

仕事に求めるものを知るって本当に大事です。
「生きていくためのお金」なのか「余剰資金なのか」、「人脈」なのか「スキル」なのか、人によってその答えは違うと思います。
その答えを知っていれば、人生の圧倒的時間を割く「仕事」の充実感が増すと思います。
私は自分が仕事に求めるものを知ったことで、年に一度の上司とのキャリアに関する面談の時にしっかりと今後の自分のキャリア展望について伝えることができました。

いずれはマミートラックを卒業していけたらと思いますが、まずは自分を知ることで一歩前に踏み出せた気がします。

↑読み終わった後、ふせんだらけになりました。何度も読み返して間違いなく私にとって今年一番の本。

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