こんにちは!
前回落ちた英検1級の二次試験でリベンジを果たすべく、ここ3か月ほど集中的に英語の勉強をしていたため、ブログの更新ができず申し訳ありません。
つい先日(2021.11.23)、人生2度目の英検1級二次試験を受験してきましたので、その内容をここでご報告したいと思います。
↓前回落ちたときの二次試験の様子はこちらから
前回(2021年7月実施)の英検1級二次試験では、スピーチの内容があまりにもボヤッとしていたため、合格基準に全く及ばず落ちた私。今回は1次試験免除を受けての二次試験再挑戦です。
前回は集合時間の30分前に会場入りしたところ、試験開始まで2時間近く待つことになって受験前に疲れてしまったので、その反省を踏まえて、今回は集合時間の1時間前を目指しました。実際受付開始は、13時10分からだったので、10分程度待ち時間がありましたが、おかげで2番目に入場することができました。
コロナ以降、当日のヘルスチェックが必要となっていますが、こちらは家を出る前にしていたので受付で受験票と免許証ヘルスチェック画面を見せて、携帯の電源を切って入場。試験開始は14時30分からとの案内でしたが、実際面接室前に案内されたのは14時40分でした。結局現地についてから1時間半は待機時間があったので、その間に持ち込んだ教材と今まで練習してきたエッセイ原稿にしっかり目を通すことができました。
部屋に入ると、男性の試験官が2名。
お一人は日本人、もう一人はネイティブです。
日本人の試験官はなんと、前回落ちたときと同じ面接官でした。ものすごくいい声のきれいな英語を話す方で、すごく印象的だったので覚えています。すごい奇遇…こんなことってあるんですね。
前回は、部屋の空気が固く、自己紹介も話が拡がらず微妙な滑り出しだったのですが、今回は自己紹介もある程度頭に描いてから入室しました。自己紹介が上手にできるようになったのは、DMM英会話で色んな先生と喋ってきたからが大きいです。慣れって本当に大事。
自己紹介は無事済み、伏せて置かれていた試験問題を見るように言われて試験開始。
試験問題の色は「黄色」でした。
上から順番に見て行って、1,2は答えにくそうなテーマ(慌てていてどんなテーマだったか覚えていません)、3が事前にオンライン英会話で練習したことがあるテーマにドンピシャだったので、4,5問目は見ずに3をテーマにスピーチすることに決めました。
選んだテーマは確かこんな感じでした。(細かい表現は違うかもしれません。うろ覚え)
Agree or disagree: Parents can do anything to discipline their children whatever they feel it necessary.
子供のしつけの話ですね。
私のスタンスはdisagreeで話しました。
しつけで暴力を使うのは絶対に許されない、なぜなら以下の2点が理由です、というようなロジックでいきました。
オーソドックスなスピーチなら、「親が何でも必要と思うしつけをしてはいけない」の理由を二つ述べるのでしょうが、とっさに「暴力を使ったしつけが許されない理由」を2点述べる方法に切り替えました。お陰で論点がぼやけることがなく、きちんと2つ理由が言えたと思います。
理由2点は以下のような感じで述べました。
①暴力は暴力の連鎖を呼び、暴力でしつけられた子供は、それが問題解決の最良策の一つだと学び、他者を支配しようとする。
②暴力は身体的・精神的に大きなダメージを与え、たとえ体の傷が回復したとしても影響は長期間に及ぶこと。将来的なメンタル疾患の恐れがあること。
スピーチの長さは多分1分45秒くらいではないかなと、2分未満でしたが試験官の方も特に「もういいの?」という表情もなく、さっと質疑応答に移りました。
スピーチが短かったので、その分質疑応答はとても多かったです。全部で5問聞かれました。どれもスピーチの内容について「どういう意味」という質問ではなく、もっとテーマについて深堀りした質問でした。
例えば、
・子供のしつけの上をする上で一番大切なものは何でしょうか?
→子供の話を聞くこと。どうしてそういうことをしたのかを聞き、両親は自分の考えをアドバイスし、判断は子供に委ねることが大切。
・(上記の答えについて)、今言っていただいたのは大きな子供には確かに有効ですよね。もっともっと小さいお子さんの場合はどうでしょうか?
→Limitless で前提条件のない愛情が一番重要だと思います。暖かい言葉で何度も繰り返し社会のルールについて伝えることが大切だと思います。
・両親に子供のしつけについて行政が伝える場は必要だと思いますか?
→必要だと思います。行政からのサポートは両親の大きな支えになると思います。
・そういった両親への指導は義務化すべきでしょうか?
→義務化すべきだと思います。核家族化が進んでいて、子供を持つ前に子育てについて学ぶ場が減っているので、子供が生まれた後でその大変さを理解することが多いからです。できれば、子供を持つ前にそういう機会があると良いと思います。
・近年少子化が進んでいますが、両親への教育をすることで少子化の歯止めになるでしょうか。
→歯止めになると思います。行政からの十分なサポートがあるということを知れば、子供を持つことへのハードルが下がると思います。
振り返ってみると、正直もっともっと「こう言えばよかった」「あれも言えばよかったな」と思いますが、自分では全力を出し切ったと思います。これで落ちたらもう完全に実力不足なのでまた3か月オンライン英会話で鍛えなおしですね(笑)
私の経験が、次受験される方のお役に立てば幸いです。