英検準一級　ライティングのスコアアップ方法

Instagramの方に、英検準一級のライティング対策についてご質問をいただきました。ご質問者さんは英検準一級を数回受検していらっしゃるのですが、なかなか一次試験が突破できず、原因はライティングではないかとのことでした。

英検全体の中で実はライティングは一番、配点が大きいと言われています。

ですので、リーディングセクションの対策をするよりも、ライティング対策に時間を割く方が得点を多く稼げるので、限られた時間の中で得点をあげたければ、ライティング対策をすることが合格への近道です。

英検準一級全体の試験対策については、過去の記事でご紹介をしたことがあるのですが、今日は中でも「ライティング対策」に的を絞ってご紹介したいと思います。

私はワーママであまり時間がない中的を絞って勉強してきましたので、同じように時間がない中勉強している方の参考になるかな、と思います！

ライティング満点取得！　英検準一級　一次試験対策についてこんにちは、missyです。 今日は先日、一発合格を成し遂げた英検準1級の一次試験対策について、私がやってきたことや感想などを中心に書...

英検英作文ハイスコアのポイントはこれ！

英検準一級の英作文はコツさえ掴めればそんなに難しくありません。

ではそのコツは何かというとズバリ2つ！

英検準一級の英作文には、モデルとする形があります。

1. 自分の意見（Yes or No）
2. 理由１、２
3. 結論

英検準一級の英作文対策本を見れば、この型式に合った決まり文句が沢山並んでいます。
全部を覚える必要はありません。自分にとって使いやすい物を数個覚えて、それらを間違いなく使いこなせるようにしましょう！

英作文対策本を使って英作文の型式を覚える

英作文対策本は、英作文とはなんぞや、というところから試験に必要な「英作文の型式」を覚えるのにとても良い教材です。

英検準一級の英作文対策本は色々と出版されていますので、お気に入りの一冊を本屋さんで探してみてください。

くれぐれもamazonのレビューだけを見て買わないように。テキストには相性があるので、必ず中身を見て「自分ができそう」と思うものを選んでくださいね。

ちなみに、私が英検準一級対策で使ったライティング本は「英検準一級ライティング大特訓」です。

他のライティング本も見ましたが、私にはこれが一番レベルがあっていて、効率よく勉強できると感じました。この本の著者の方々は、英語関係の資格試験対策学校の先生陣だそうで、そのノウハウがギュッと詰まった一冊です。

（余談ですが、英検1級の面接対策のバイブル本と名高い「英検１級面接大特訓」を書かれたのも同じ著者陣です）

英検準１級ライティング大特訓 /アスク出版/植田一三

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1冊完璧にやれば、相当ライティング力はつくと思いますが、私には時間はなかったのでエッセンスを借りる形でいくつかの表現をここから学び、暗記しました。

大事なのは、どんな問いがきても使いこなせるマルチ表現を、暗記すること。

ライティング対策本は、お手本のフォーマットを学ぶための物なので、「こんな風には書けないよ」と思って当たり前。

おいしいところだけ拝借して、自分の英作文に色付けするために、「使えそうなフレーズ」を暗記しましょう。

英作文対策本を使ったライティング対策方法

さて、英作文対策本からお手本のフォーマットを暗記する方法について、私のやり方をご紹介いたします。

まずは自分がこれならどんなトピックでも使えそう、使いたい、というフレーズを選んで、書き写します。パソコンのキーボードでのタイプではなく、必ず手で紙に書き写しましょう。

パソコンは自動で綴りを直してくれたりしますが、本番では自分の記憶が頼りです。本番でも綴りが「どうだったっけ？」とならないよう、手で書く癖をつけてください。

次に音読。なんで英作文なのに音読なのかと思われるかもしれませんが、体に英語をしみこませる上で音読は大切です。二次試験対策にもなるので、是非手で書くだけでなく、口に出すことも練習しましょう。

赤ちゃんが言葉を覚えるときに、絵本の読み聞かせがいいといわれているのは、音と文字を一緒に取り込むことができるというのが理由の一つです。是非その手法を、大人の英語学習にも取り入れてください。

最後に、そのフレーズが使えるようになったかテストです！何も見ずにフレーズを書いてみましょう。この時に書くだけでなく口でも言えるように練習すると、二次試験対策にすごく効いてきます！取り組むなら、一石二鳥、書くことと話すこと両方やってみてくださいね。

ロジカルな文章の作り方を学ぶ

日本語と英語の決定的な差は、文章構造が全く逆であることです。

日本語で文章を書くときは「起承転結」と結論が最後に来ますが、英語は逆。結論が先に来るというのは有名な話。

英語の文章は、

1. Opinion　（意見）
2. Reason　（理由）
3. Example　（事例）
4. Opinion　（意見）

この形で並べるとぐんと伝わりやすくなります。

文章の構造はわかる。でも多分その通り書けていると思うんだけど…自信ない…かもと言う方に是非読んで欲しい本がこちら。

英語でロジカル・シンキング /研究社/遠田和子

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これほど「論理的に英語で述べること」をかみ砕いて説明してくれている本は今までなかったと思います。

英検の英作文では、トピックに対して賛成・反対どちらを書いてもOKです。世間は賛成派が多いだろうし、私も賛成だけれども、このトピックでは反対意見の方が書きやすいな、と思えば反対で書いても採点には影響しません。つまり一つのテーマに対して多方向から考えて、英語に変換して文章にする作業が必要ですが、この本は英検対策本ではないのに、まさにその目的にドンピシャ。

一つのテーマに対して、賛成でも反対でもロジックが組み立てられるように、最初は簡単なテーマから最後は英検1級に出てくるような社会問題をテーマに、論理的に文章を組み立てる工程を、ステップバイステップで学ぶことができます。

英作文がどうにもうまく書けない、ロジックに自信がないという方は、是非手に取ってみてください。

超強力なライティング添削指導！

一人で英作文を書いていても、本当にこれで合っているか分からない、でも添削指導は敷居が高い…と思っている方にオススメしたいのが、コヤマケイコ先生がされている「シロクマスタディセッション」というオンライン・プライベートサポートサービス！

私も英検準一級の対策からずっとお世話になっております。

オンラインでの添削サービスは数あれど、〇百文字まで××円、月△回まで…という制限があることがほとんどですが、シロクマスタディセッションのオンラインプライベートサポートは、回数制限なく添削指導を受けることができます。

それでいて月6,000円～の良心価格。

コヤマ先生は現役の高校で非常勤の英語科講師です。英検指導経験も豊富で、いつも的確な指摘をしてくださいます。別料金となりますが、二次試験の面接対策もしてくださる上、学習の上での些細な相談にも乗ってくださる、頼れる伴走者！！！めちゃくちゃ手厚いです！！！

私が英検準一級の英作文で満点を取ることができたのは、ひとえにコヤマ先生のおかげといっても過言ではないです。

コヤマ先生は「論理的思考力を鍛える英作文の教科書」というKindle本をAmazonで出されているので、そちらも是非チェックしてみてくださいね。
（Kindle Unlimited会員でしたら無料で読むこともできます　/　2021年2月9日時点）

今日は長々と英作文対策について書いてみました。
この記事が、ご質問者さんの、そして悩める皆さんのお役に立てば嬉しく思います。

ご質問は、質問箱・あるいはSNSアカウントの方で受け付けております。