こんにちは。
今日は英検1級二次試験に臨むにあたって、私がしたスピーキング対策についてお話ししたいと思います。
プロフィールにも載せていますが、海外で長期留学したりといった経験はありません。昨年、英語を使う仕事に就きましたが、ほぼ書類やメールのやり取りだけですので、そちらでも英語で話すことはありません。オンライン英会話だけが私にとって唯一、英語を話す場所です。
またスピーキングについてはもともと、苦手です。外国人をまえにすると膝が震えるレベルからスタートしました。アラフォーになってやり直し英語を始めてからは、オンライン英会話で英会話力をつけてきましたが、未だに外国人講師とのレッスンでは汗をかいていますが、それでも英検1級に合格することができました。
同じように普段英語を話す機会のない方が、英検1級の面接試験に挑戦されるにあたって、参考になる部分もあるかと思いますので、お付き合いいただけたらと思います。
1回目の不合格までの勉強方法
私は2021年第一回(6月)に初めて英検を受験しました。
1級受験までの準備期間は約
1回目受験する前までのスピーキング対策は以下のような内容でした。
- 1週間に2~3回程度、DMM英会話でデイリーニュースでディスカッション
- 2~3週間おきに、シロクマスタディセッションでスピーチレッスン
- 英検1級面接大特訓を一通り
- 英検1級英作文問題完全制覇を一通り
英検1級面接大特訓と英検1級英作文問題完全制覇は、主に表現の暗記に努めました。
(実際に暗記できたのは4割程度)
結果は…覚えた表現を使ってテーマに沿ってスピーチをしようとしましたが、テーマに対して意見の要点を言いきれず、とてもボヤっとした中身のないスピーチを、1分~2分引き延ばして話すことになりました。スピーチ後の応答についても「それどういうこと?」と聞き返される始末…今振り返っても全然力不足だったなと思います。
参考↓1回目二次試験不合格だった時のブログ記事
2回目、再受験するまでにしたこと
1回目受験した時の反省を踏まえて、まず自分はスピーチの練習が必要だと考えました。
この時点での私のスピーチの問題点は3つ。
- スピーチの話し始めの定型表現がすらすら出てこず、詰まってしまった。
- 同じ語彙を何度も使ってしまい、言い換え表現がさっと出なかった。
- スピーチの要点を2点に絞り込めず、内容が散漫になった。特に、1分間の準備時間に2つの要点を思いつかないまま話しながら考えていたので、1つ目の要点を話しているうちに、2つ目何を話すつもりだったか忘れてしまった。
①と②は、表現の記憶と瞬発力に関する問題点、③はスピーチの中身の問題点です。
①と②は一見、暗記作業を繰り返して一人で勉強できそうですが、瞬発力が求められる会話で言葉が口から出るようになるためには、やはり『会話の中での練習』が必要だと考えました。
1回目の受験後に、たまたまDMM英会話
以前は週に2~3回だったDMM英会話でのレッスン回数ですが、このころから週に4~6回ペースに変更しました。フルタイムで仕事をしながらだったので、早起きして仕事の前に受け続けました。
DMMのプランは1日1レッスンのノンネイティブプランです。それにプラスレッスンチケットを購入、惜しまず使うことで、とにかく英語を話す機会を最大にすることを心がけました。
DMM英会話 お友達紹介コード 634546484
このコードを使って新規登録いただくと、プラスレッスンチケットが3枚もらえます。よかったら使ってくださいね!
(私の方では、どなたが使われたかわかりませんので、御安心ください)
自分でスピーチトピックを5つ用意して、1分でその中から選び、2分で即興スピーチ。その後先生とディスカッションという、本番さながらの流れで25分のレッスンをした後、次回のレッスンでは同じトピックでエッセイを書いて、それを添削してもらうという流れでやっていました。(スピーチのテーマは英検の過去問、シロクマスタディセッションのディスカッションテーマ等を利用していました)
また試験直前には、英検の英作文対策でも大変お世話になった、シロクマスタディセッションのWebレッスンを受けることで、論点のぶれがないか、最近の出題トピックの傾向などを補完しました。
二次試験対策をしていて分かったこと
DMM英会話のレッスンを、ほぼ週4~7日でやっていた中で一番大変だったのは、エッセイを書く時間を確保することです。
始めた当初は1本のテーマに2つの理由を添えたエッセイを書くのに、1時間はかかっていました。しかし、時間がない、急いで書かないと次のレッスンに間に合わないというプレッシャーが、私の遅筆を変えてくれました。ある程度時間の制約があるほうが、エッセイライティングのスピードや精度を上げるきっかけになったと思っています。
また私は、テーマを見て理由のアイデアは浮かんでも、ズバっと端的に2つにまとめることが特に苦手でした。この取り組みを始めた頃は、Beat around the bush(やぶの回りをたたいて獲物を追い出すこと、すなわち遠回しに探る,要点に触れない)という表現がぴったりの、お粗末なエッセイ&スピーチでした。Hit the nail!(要点を言おう)と言われることが何度もありました。
先生が教えてくれたのですが、私の場合、色々と問題テーマの背景知識を持っているがために、理由を5つも6つも思いついてしまって、2つにまとめることができずに話し始めたり書き始めたりすることが、スピーチが要領を得ない原因とのことでした。これは第三者に教えてもらわなければ気づかなかった視点です。それを教えてもらってからは、あれもこれも言おうと欲張らずに、大きな2つの理由だけを深堀りすることに意識を向けるようにしました。
また逆に、理由が2つ思い浮かばなければ、1つでもいいので、その1つをどんどん深堀していく方がいいと教えていただきました。
確かに英検のスピーチは理由を2つ述べる必要があるとは書かれていません。ついテキスト等から理由は2つ以上と思い込んでいましたが、どうにも思いつかない場合は、無理やり2つ目の理由を作るのではなく、1つの理由を深く掘り下げることも、2分間スピーチを乗り切るテクニックの一つとのことでした。
オンライン英会話だけではなく、テキストや英字新聞・記事を使った自己学習も並行して進めました。やはりオンライン英会話だけですとアウトプットがメインになるので、それと並行して表現の幅を増やしたり、社会問題への知識を増やすインプットも欠かせないと思っています。
文字数が多くなりすぎたので、テキストや英字新聞等を使ったインプット学習について、次回の記事でご紹介したいと思います。
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