こんにちは。
この4月に衝撃的なことがあり、会社員として、女性として、人生を深く考えています。インスタグラムでは少しお話しましたが、今まで頑張ってきたのは何だったんだ?と思うような出来事でした。
未だ衝撃の渦中にあり、心も回復したとは言い切れないため、詳細を書くことは難しいのですが、会社員として働いて約25年。知らず知らず会社に依存していたところもあった自分を見直して、これからの人生を楽しく有意義に生きていくために参考にしたいと、木村 紫乃さんの本を手に取りました。
◇「会社を辞めて幸せな人」が辞める前に考えていることとは?
・「会社を辞めたい…」と一度でも頭をよぎったことがある人
・会社を辞める同僚を一瞬でも「うらやましい」と思ったことがある人
・会社を辞めたいけど、現実的には辞められない人
・”たそがれ研修”を受け、キャリア迷子になっている人
・人生中盤~後半戦のキャリアに漠然とした不安がある人→大企業の社長から無職まで3000人の背中を押してきた昼スナックの紫乃ママ(実はキャリア支援のプロ)がお悩みを解決します。
木村 紫乃さんはキャリア研修の講師であり、昼スナックのママをされているキャリアの専門家。この本は書籍2冊目になります。
キャリア後半の人生戦略、と副題にあるように、40代~50代の会社員の方を対象にした書籍で、実際に会社を辞めた人、辞めずに残った人が、その岐路に立った時にどんなことを考えていたのかがテーマとなっています。大企業の社長から無職の人まで3000人の背中を押したキャリアの専門家によるアドバイスは、自分の人生と会社でのキャリアに悩む私の背中も推してくれました。
会社に「雑に扱われた」ときは「見直し」のチャンス
~中略~
ずっと会社に対して一途なままでいると「あなたを僕(会社)の一番にしてあげる」なんて甘い言葉に耽溺して、自分の時間をどんどん会社につぎ込んじゃう。会社にいれば給料はもらえるけれど、時間は奪われるでしょ。いくら貢いでも会社は決して「あなたが一番だよ」とは言ってくれないもの。その洗脳から30代で脱したのは大きいと思う。
そこでやけくそになって会社を辞めたり、「被害妄想倶楽部」に入って周りに負のオーラをまき散らしたりせずに、会社への愛を持ちながら節度ある付き合い方に変えられたのが、次のキャリアにスムーズに移行できた勝因よね。
この言葉、今の私にとても突き刺さりました。
これまであまり自分は「会社員然」していないタイプだと思っていたのですが、どこかで頑張っていれば必ず会社は見てくれる、と全力で貢いでいたところがあったのかもしれないと、今更我に返りました。
しまった、もしかして私、全力で会社員やってたのかもしれない。
残業を猛烈にするとか、休日返上で業務をするというようなことはありませんが(一応ホタイト企業です)、どこか精神的に会社に依存していたのかもしれません。勝手に会社に期待していたのかも。もはや終身雇用が当たり前でなくなりつつあるのに、どこかで長く頑張って勤めればいつか報われる、と思い込んでいたことに今更ながら気が付きました。
そもそも、私の人生の目標は、会社に評価されることだったのか?
頑張ることに一生懸命で、いつの間にかゴールを見失っていた気がします。
キャリア後半の人生戦略を考えていくうえで、とても参考になる本でした。
ミドル世代の会社員の方にオススメです。
