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マミートラックにはまったワーママ キャリア観の棚卸しの必要性〜自分にとって働くって何?(2)

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前回までのお話はこちら↓

マミートラックにはまったワーママ キャリア観の棚卸しの必要性〜自分にとって働くって何?(1)こんにちは、missyです。 今日は、なぜ私が勉強するのか、そしてマミートラックから脱出しようともがいているのかについて書いてみよ...

キャリアのくぼみから強制離脱

こうして私は予期せぬキャリアの”くぼみ”にはまりこみました。

どうあがいても、どう頑張っても、自分の仕事が存在が認められないことに、暗澹たる気持ちになったことを、今でも鮮明に覚えています。

missy
missy
これはもうダメだ・・・詰んだ

そう思った私は、乱暴にももう一度育休を取って、職場を離脱することを選びました。

子供はもともと2人欲しかったし、2人目を産んで育てている間に、上司も職場の環境も変わるかもしれない。一種の賭けであり私の最後の切り札でした。これには賛否両論あるでしょう。しかしあの時の私には自分を取り巻くどうにもならない状況から脱出するために、必要な選択だったと思っています。

育児休職中は、もやもやした気持ちをぶつけるように、資格試験の勉強に没頭しました。何とか自分のスキルを上げることで環境を変えられないか、藁にもすがる思いでした。

2度目の育休からの復職

そして。
私の予測通り、私が1年半休んでいる間に上司が変わり、また職場の人員構成や組織構造が変わりました。戻ってきた私を、新しい上司が迎えてくれました。この上司は、私の今までの仕事人生の中で間違いなく1位2位を争うような素晴らしい方だったと、今振り返って思います。後で聞いたのですが、復職にあたって元の職場に戻すかどうかという話が出た時に、その上司が「彼女をうちの係に」とずいぶん引っ張ってくれたそうです。厳しいながらも私の能力に合わせた仕事を振ってくれる上司がいたおかげで、業務から沢山のことを学ぶことができました。

その後会社自身の経営も変革期を迎えます。組織の体系が変わり、復職後に得た仕事からまた種類の違う業務へと移ることになりました。

残念ながら理解ある上司は異動し、私は今一度、閑職に就くことになりました。

そして私自身の年齢もアラフォーに突入します。

キャリアについて初めて真面目に考える

1年に1度のキャリア面談では、自分にとっておおよそキャリアにつながらないような、ルーティーン業務への異動について聞かれることが増えました。

会社にとって私という存在はその程度の物なのか。一度時短になってしまった社員は、もう育てようという気持ちはないんだなと、その時気づきました。

会社員として、適度に仕事をして安定してお給料をもらって良しという考え方なら、そのルーティーン業務はとても「楽」だし「おいしい」仕事だと思います。でもどうしても嫌だという気持ちが自分の中に沸いてくるのを、その時初めて感じました。

正直その時まで一度もキャリアというものを意識したことはなかったですし、1年に1度の上司との面談でこんな仕事をしたい、あの仕事は嫌だと伝えることで、キャリアは上司なり人事部門が考えてくれているという甘えがあったことを、その時反省しました。

自分のキャリアについての考え方を棚卸して、「こうなりたいからこの職場に異動してこんな仕事をしたい」というキャリアパスをきちんと面談で伝えなければいけないということに、”今更”気が付いたのです。

 

漫然と与えられる目の前の仕事を右から左へ処理しているだけでは、ダメなんだ。
自分が仕事に求めるものって何だろう?
仕事を通じてどんな自分になりたいのか。
仕事って私にとってどんな存在なのか。

会社員は、一日のうち半分以上の時間を仕事に費やしています。
それがただ単なるお金稼ぎで(ライスワーク)、やりがい(ライフワーク)とは別の次元にあるものなのか、それとも仕事を通じてなりたい自分の姿があるのか、仕事に対する価値観は人それぞれです。

大切なのは、自分の仕事への価値観を知っているということ。

それを知っていることで、仕事に対する構えが変わりますし、おのずと自分の進みたい道、進むべき道が見えてくるのではないかと思います。

環境のせいにするのではなく、自分の仕事観をしっかりと持って主張していくことは、これから長い人生、仕事と共に生きていく上でとても大切な”戦略”の一つだと思います。

自己分析は就職してからもしたほうが良い

自分の仕事観を棚卸しするには、自分求める幸せがどこにあるのか、自分と向き合うことから始まります。就職活動の時におそらく大勢の人がやったのではないかと思う「自己分析」が欠かせません。

私もかれこれ十〇年、自己分析からは遠ざかっていたのですが、以前ブログでも紹介したUSJをピンチから盛り立てた立役者である森岡毅さんの本「苦しかったときの話をしようか」をたまたま読んで、自己分析をしてみました。

↓「苦しかった時の話をしようか」のブックレビューをこちらから読むことができます。

自分が仕事に求めるものは? ブックレビュー:苦しかったときの話をしようか /森岡 毅 苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くこ /ダイヤモンド社/森岡毅 p...

ほとんどの人は就職したら自己分析をする機会はないと思いますが、人生の目的や働く目標などは、変化していくもの。どんな人も、仕事の節目、人生の節目などに自己分析をした方が良いと私は思います。

年を重ねれば、若いころに思い描いていた理想とはもちろん違ってくるし、私のようにそれこそ育児などの生活の変化が出てくれば、仕事に求めるもの、人生に求めるものは変わってきて当たり前なんです。

だから、働くみんなに定期的な自己分析をお勧めしたい。

あなたが仕事に求めるものは、何ですか?
自分が幸せだと感じる瞬間はどんな時ですか?
そこに、キャリアのヒントが眠っています。

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