こんにちは、missyです。
在宅勤務になって約1か月。通勤時間が無くなった分、もっと勉強時間を増やせると思っていたのですが、逆に通勤時間にしていた英単語学習などが、通勤時間が無くなったことで「やるタイミング」を失ってしまって、なかなか勉強のリズムが作れていません(汗)生活のリズムの変化に勉強の仕方も適応させていかないといけないなというのが、最近目下の悩み事です。
さて、今日は英語のリスニング力を上げるにはどうすればよいのか、についてお話したいと思います。
発音できないと聞き取れないの?
自分が発音できない音は聞き取れない、これは色々なところで言われています。
確かにこれは一理あると思いますが、私は聞き取りに必要なのは「聞こえてきた音を単語・言語として認識できるかどうか」ということだと考えています。
分かりやすくするために、スマートフォンの音声入力で考えてみましょう。
スマートフォンに話しかけて、話した内容が文字になって表れるプロセスを想像してみてください。
スマートフォンはあなたが出した声を、音を膨大な言語データベースに照会を掛けて、一致するものの結果を画面に表示します。どんな音が聞こえてきてもそれを文字として表示できるというのは、スマホの中の言語データベースに既に類似する音のデータがあるからなのです。
人間がリスニングする場合も一緒で、自分の中の頭のなかデータベースにない音は何度聞いてもただの雑音になってしまい、言語として単語として認識できないのです。
つまり正確に聞き取りたいのなら、自分の中の”音のデータベース”を増やす必要があるということです。
自分の音のデータベースを増やすには?
では、この音のデータベース増やすにはどうしたらよいのでしょうか。
データベースは人間の長期記憶の中に入っています。長期記憶の中に”この音はこの単語”としてインプットする必要があります。また”単語の音”は”単語の意味”とつながっていないと、聞いたときに脳内でリンクさせることができません。
つまり長期記憶の中に”単語の音情報”と”単語の意味情報”をリンクさせた状態で入れておくい必要があるということです。
ではこの2つを長期記憶の中にインプットするためにはどんな訓練が必要でしょうか。
インプットには量より質が大切であることが分かっています。
長期記憶として定着させるには、たくさん読んだり聞いたりすることおよりもアウトプットをすることが必要だそうです。
つまり、リスニングに必要な音声・意味のデータを長期記憶に効率的にインプットするには、インプットすると同時にアウトプットの機会を作ってあげることが必要だということです。
インプットとアウトプットを同時にするシャドーイング
長期記憶に単語を記憶するには、インプットとアウトプットを同時にする必要がありますが、それを行えるトレーニングが『シャドーイング』です。
シャドーイングとは、聞こえてきた音声を追いかけるように、発声するトレーニングです。主に通訳のトレーニングとして使われてきました。
私は短大時代に2年間、シャドーイングを専門とする先生に師事を受けたことがあり、必死で練習した結果、高いリスニング能力を身に着けることができました。英検準1級・TOEIC925点は特にリスニング対策はせず取得しています。
それくらい、シャドーイングの効力は絶大です。
ただ、慣れるまではしんどいトレーニングなので、焦らず少しずつやっていくことが大切です。
シャドーイングを始めるにあたって用意するもの
シャドーイングを初めてされる方は、
- シャドーイング専用のテキスト
- 自分の音声を録音できる機器
を用意してください。
シャドーイングのテキストは、今色々と書店に並んでいますので、気に入ったもので初心者向けの物を選んでみましょう。
私のオススメは、私が短大のころに師事した先生の著書である、「決定版 英語シャドーイング超入門」です。
初心者がシャドーイングに挑戦しやすいように、順を追ってやり方を説明してくれていています。超入門とついているだけ、とにかくわかりやすく、内容の解説も充実しているのでオススメです。
あと、大切なのが自分の声とCDの音を同時に録音できる機器です。
私が最近購入してよかったのが、SL-ES1-W パナソニック CD語学学習機です。スピーカーとイヤホン両方で使え、SDカードスロットルも搭載して録音ができる、まさに語学学習のための1台。
子供がCDを入れて英語の学習ができるように購入したのですが、シャドーイングとリピーティングの練習がこれ1台でできるので、私のおもちゃと化しています(笑)